三菱ふそうトラック・バスは12月4日、新東名高速道の浜松サービスエリア~遠州森町パーキングエリア間でトラック隊列走行の後続車有人システム実証実験を開始したと発表した。
今回は協調型車間距離維持支援システム(CACC)に加えて、新たに車線維持支援システム(LKA)の活用を検証。ドライバーの運転時負担を大幅に軽減することで安全性向上を見込む。
CACCは先行車の制御情報を受信して加減速を自動で行い車間距離を一定保持、またLKAは白線を検知して車線内での走行を維持できるようステアリングを調整する機能。前後方向の制御と左右方向での車線維持を安全支援システムでサポートする。
同社は2019年末までに大型トラック「スーパーグレート」で、LKAを追加した「アクティブ・ドライブ・アシスト」(ADA)と呼ばれる高度運転支援機能を導入・発売する予定。
(鳥羽俊一)
トラック隊列走行の実験車両(三菱ふそうウェブサイトより)