7月末から東京・板橋エリアでスタート、注文後最短15分で受け取り可能と見込む
Zホールディングス(HD)は7月5日、グループのアスクル、出前館と連携し、日用品や食料品を即時配達する「即配サービス」の実証実験を7月末に開始すると発表した。
当初は東京都板橋区を含む一部エリアでスタートし、順次3~5エリアに拡大する予定。終了の時期は未定。
実験はユーザーが出前館のサービス上で、アスクルが販売する飲料や衛生用品など約300種の商品の中から選択し注文・決済すると、最短15分、最長1時間程度で商品を受け取ることが可能。出前館の配達員は注文を受けた後、都内の専用倉庫で該当商品を受け取り、自転車やバイクで指定された配達先に商品を届ける。ZHDとヤフー、LINEは集客やポイント施策などのマーケティング活動を支援する。
取り扱う商品は洗濯用品、掃除用品、電池、ベビー用品、衛生用品、ペット用品などの日用品と、冷凍食品やカップ麺、レトルト食品、パン、ジュース、酒類などの食料品・飲料。チルド食品も対応する予定。
eコマースの利用が伸びているのを踏まえ、実験で配達先のラストワンマイルの即時配達ニーズを把握するとともに、取り扱う商品の拡大、他の地域やサービスでの展開も検討。「欲しい時に欲しい商品が手に入る」環境の実現を目指す。
実験の概要(ZHD提供)
(藤原秀行)