セイノーHDとウィルポート、ラストワンマイル配送の案件やドライバーをマッチングするシステム展開開始

セイノーHDとウィルポート、ラストワンマイル配送の案件やドライバーをマッチングするシステム展開開始

日用品・食料品対象、同業他社にも参加呼び掛け

セイノーホールディングス(HD)は4月8日、物流業務の受託や宅配などを手掛けるスタートアップ企業のウィルポートと共同で、中堅・小規模の物流事業者などが活用できる配送サービス「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム(O.L.P.)」の提供を始めたと発表した。

両社は併せて、O.L.P.の全国展開推進を目的とした業務提携の締結に向け、協議をスタートした。

ドライバーや運送事業者がO.L.P.に登録し、荷主企業などから依頼のあった案件の中から選択して業務を受託。複数の案件の荷物を積み合わせ、輸送を効率化することも可能になる。ドライバーには業務を行うに当たって必要な車両や燃料、保険、資材などの調達をO.L.P.上でサポートする。

まず、両社が手掛けている日用品・食料品の即時宅配サービスを対象に、両社の配送ネットワークが重なる地域で注文やドライバーをO.L.P.で共有、マッチングできるようにする。配送の際には、ウィルポートが特許を有している「通信機能付き無電源宅配ロッカー」をドライバーが利用できるようにする。

今後は両社グループ以外の運送事業者らに幅広く利用を呼び掛けていく構え。


(セイノーHDプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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