第1弾はバンコク中心部の複合開発
東急不動産は8月2日、タイの不動産市場に参入すると発表した。
第1弾として、シンガポールの子会社がタイの不動産大手オリジンプロパティグループと合弁で、バンコク市内中心部でホテルを中心とした複合開発事業に参画する。複合開発は412室のホテルのほか、オフィスビルや商業施設も建設する計画。
東急不動産はこれまで中国やインドネシアなどで事業展開している。タイもコロナ感染が落ち着いた後の観光需要回復をにらみ、事業基盤を確立したい考え。
オリジンは物流や再生可能エネルギーなどのインフラ事業にも注力している。東急不動産は「当社がシナジーを生かしながら海外事業展開を実施できる長期戦略パートナーになり得ると考えている。オリジンが手掛ける幅広い事業領域への事業参画を戦略的パートナーシップとして協議していくことに合意している」と説明。物流などの領域でも連携を模索していく姿勢を示した。
バンコク市内での複合開発の完成イメージ(東急不動産プレスリリースより引用)
(藤原秀行)