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永大産業、災害対応を強化した本社物流倉庫が完成

永大産業、災害対応を強化した本社物流倉庫が完成

台風の経験踏まえ、基礎かさ上げや受電設備2階に設置など対策

永大産業は7月29日、2020年7月より工事を進めてきた新しい本社物流倉庫(大阪市)が完成したと発表した。

鉄骨造の地上2階建て、延べ床面積は約2850坪。大雨などの影響による浸水の可能性を想定して、倉庫全体の基礎を通常よりも50センチメートルかさ上げするとともに、隣接する既存の本社倉庫と合わせて安定的に電力が供給されるよう、受電設備を2階に設置した。

2階に運び入れる貨物用エレベーターは、仮に1基が故障しても業務が滞らないよう、この類の倉庫では珍しい2連式を設置。不測の事態で2階から運び下ろすことが困難となった時のために、2階正面に大型のバルコニーを設け、クレーンを使って搬入・搬出ができるようにした。

さらに1階、2階とも高さのある保管用ラックを設置し、無駄のない保管と迅速な入出荷作業を行う体制を整えた。

同社は18年9月、大型台風により脆弱さが明らかになった物流機能を見直し、より強固なものとするため同年12月、社内に「生産・物流システム改革委員会」を立ち上げた。

翌19年に公表した中期経営計画「EIDAI Advance Plan 2023」でもBCM(事業継続マネジメント)の強化を目的に、今日まで全社的な物流改革を推し進めてきた。この新倉庫の建設は同計画に基づく物流改革の一環。

20年10月には、需要の多い首都圏エリアで配送サービスの向上や災害時における保管および荷役作業を目的として、埼玉県草加市に「草加物流センター」を開設した。

新しい物流倉庫の完成に伴い、本社の近隣に散在させていた倉庫を集約し、業務の一元化を図る。さらに既存の本社物流倉庫との連携で、本社における物流機能の効率化にも取り組む。新倉庫の建設や近隣倉庫の集約、既存の本社物流倉庫の整備に要する投資額は約15億円を見込む。

新たな本社倉庫は今後、保管用ラックや備品の据え付け、製品の搬入を行い、9月から本格的な運用を目指す。


完成した本社物流倉庫の外観(基礎は通常より50センチかさ上げし、2階に受電設備を設置)

万が一の事態を想定した2連式の貨物用エレベーター 積載容量4,000kg/基×2基

非常用の2階搬出入口

高さのある保管用ラック

これまでは、本社の近隣にいくつか倉庫が分散していたため、製品の積み込みにも時間と労力がかかっていたが、今回の新しい本社物流倉庫の完成に伴い、これら分散していた倉庫を集約して、業務の一元化を図る。 

なお同社は近く、隣接する既存の物流倉庫の整備も実施する。最終的には新旧両方の本社物流倉庫の連携を強化し、より一層、物流機能の効率化を目指す。


隣接する既存の本社物流倉庫との連絡口
(画像はプレスリリースより引用)

(ロジビズ・オンライン編集部)

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