【動画】ドローンで災害時孤立病院への救援物資輸送

【動画】ドローンで災害時孤立病院への救援物資輸送

スカイシーカーなどが実験成功

 ドローン(小型無人機)の開発などを手掛けるスカイシーカー(東京)は12月10日、ドローンを利用し、災害時に被災地で孤立した病院へ救援物資を届ける実証実験に参加、成功したと発表した。

 実験は今年10月、岩手県宮古市で「第6回日本災害医療ロジスティクス研修」の際に実施。同社と岩手県ドローン協会やドローンショップ仙台、佐藤興産が参加した。


実験に利用したドローン「QS8」(スカイシーカー提供)


実験の様子(スカイシーカーなど提供)

 DJI JAPANとスカイシーカー、東京都あきる野市が共同開発した最大積載量6キログラムの「QS8」を使い、衛星電話を運んだ。事前に別のドローンを飛ばしてルートの安全確認を行い、撮影したデータを基に自動飛行ルートを作成。QS8が往復1・5キロメートルをトラブルなく飛ぶことに成功した。

 QS8は電波が遮断されても目的地に着くと自動的に着陸できるため、山間部などでも安全に物資を届けることが可能と期待されている。スカイシーカーは今後も災害現場でのドローン活用を後押ししていきたい考えだ。

(藤原秀行)

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