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工場や店舗などの「ノンデスクワーカー」、6割が職場でデジタル化進んでいないと回答

工場や店舗などの「ノンデスクワーカー」、6割が職場でデジタル化進んでいないと回答

カミナシ調査、紙使用は「シフト表」「日報・報告書」が依然多く

工場などの現場作業効率化とペーパーレス化を支援するソフトウエア「カミナシ」を手掛けるスタートアップ企業のカミナシ(東京都千代田区神田鍛冶町)は8月31日、工場や店舗などで主にデスクワーク以外の仕事に就いている「ノンデスクワーカー」を対象とした意識調査結果を公表した。

回答者の6割以上が、自身の職場でデジタル化が進んでいないと感じているほか、5割以上が現在も紙を使った作業を毎日実施していることが分かった。紙を使用した業務はシフト表が最も多く、次いで日報・報告書だった。

調査は今年6月、インターネットで実施した。1日6時間以上デスクワーク以外に従事している20~50代の男女正社員500人が対象。


(カミナシ提供)

デジタル化の妨げ、トップは「推進する人がいない」

職場のデジタル化進捗の度合いを聞くと、「まったく進んでいない」が38・2%で最も多く、次いで「取り組み始めているがまだ自分の業務まで浸透していない」が27・8%だった。2つの回答を合わせると66・0%の回答者が「自身の職場のデジタル化は進んでいない」と感じていることが明らかになった。「自分の業務も変化を感じている」は19・0%、「自分の業務も完全に変化している」は15・0%だった。


(グラフはいずれもカミナシ提供)

紙を使用した作業を行っている頻度を尋ねた結果、「毎日」がトップで54・4%と過半数を占め、「週に2~3回」(16・0%)以下を大きく引き離した。現場で紙を使った作業が根強く残っていることをうかがわせた。

紙で管理している業務を質問したところ、1位は「シフト表」で44・0%、次いで「日報・報告書」が42・6%だった。「勤怠関連の申請」が36・2%、「契約書」が35・6%、「業務マニュアル」が34・6%、「点検等の作業チェックリスト」が31・4%など、幅広い領域で紙の業務が残っていることが鮮明になった。

勤務先でデジタル化を推進したいかどうかについて、「そう思う」と「ややそう思う」を足した割合を役職別に見ると、課長や係長などの中間管理職(54・5%)が、経営者や役員(43・1%)、一般社員(48・8%)よりも多かった。カミナシは「実際に管理業務に当たっている中間管理職層のデジタル化を望む声が切実であることがうかがえる」と指摘している。

職場のデジタル化を希望する74人に、デジタル化の妨げになっている原因を質問した結果、1位は「デジタル化を推進する人がいない」(36・5%)となり、費用や知識の不足を上回った。

(藤原秀行)

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