まず韓国、台湾、シンガポールで開始し順次拡大へ
ANAグループで貨物配送などを手掛けるOCSは9月8日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「巣ごもり需要」の高まりとライフスタイルの変化に伴い、越境ECの市場規模が拡大しているのに対応するため、同グループとして初めて、国内外の輸送網を生かした日本発越境EC輸送に参入すると発表した。
OCSは9月15日、越境EC輸送に特化した新サービス「iEC(International E-Commerce)」を発売する。世界で人気が高まっている「Made in Japan」の名産品を、ANAグループの国内線ネットワークを利用して日本各地から海外へ配送する。
まず韓国と台湾、シンガポールへの配送から始め、今年度内には越境EC需要の旺盛な欧米や中国などにも対象エリアを順次拡大していく予定。
新輸送サービスは、各種ウェブサービスと連携を実現、煩雑な海外輸送を容易に始められるようにする。送料は燃油サーチャージなどを含めたシンプルな料金体系にプラスして、顧客のニーズに沿ったオプション追加も可能。
ANAグループは2021年度内に越境EC輸送の取扱量を現在の約3倍に引き上げることを目指す。
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(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)