日本郵船、アンモニア燃料への転換前提としたLNG燃料船の設計着手

日本郵船、アンモニア燃料への転換前提としたLNG燃料船の設計着手

フィンランドの船舶技術コンサルと連携、環境負荷低減目指す

日本郵船とMTI、フィンランドの船舶技術コンサルタント会社エロマティックは9月9日、アンモニア燃料への転換を前提に置いたLNG燃料船「アンモニアReady LNG燃料船」のコンセプト設計の開発に着手したと発表した。

現在、日本郵船とMTIは中長期環境目標の達成に向け、低炭素燃料のLNG(液化天然ガス)を主燃料としたLNG燃料船の船隊整備を進めている。LNG燃料船は将来、アンモニアや水素などより環境負荷の低い舶用燃料を使用する「ゼロエミッション船」の投入を目指し、「アンモニアの舶用燃料使用における安全性評価プロジェクト」に参加するなどの活動を続けている。

両社とエロマティックは、アンモニアが舶用燃料として供給可能な設備が整備された際に、直ちにアンモニアを舶用燃料として使用できる船舶に転換することが可能なLNG燃料船「アンモニアReady LNG燃料船」の設計・開発プロジェクトを開始。
同船は舶用燃料がLNGからアンモニアに完全に切り替わるまでのつなぎとなる「ネクストブリッジソリューション」としてコンセプトを設計する。


ネクストブリッジソリューションとしてのアンモニアReady LNG燃料船概念図

(画像はプレスリリースより引用)

(ロジビズ・オンライン編集部)

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