野村不動産、東京・青梅で3棟目の大型物流施設が満床稼働

野村不動産、東京・青梅で3棟目の大型物流施設が満床稼働

6・8万平方メートル、「カテゴリーマルチ型」で通販事業者のオペレーション配慮

野村不動産は9月21日、東京都青梅市で3棟目の物流施設「Landport青梅Ⅲ」が今年5月に完成、満床で稼働したと発表した。

RC+S造の地上3階建て、倉庫棟の延べ床面積は6万7563平方メートル。隣接する2棟と同じく東芝青梅工場の跡地に建設した。

 
 

3棟はいずれもターゲットとしているテナント企業の業種特有のオペレーションに対応した仕様を施設の一部もしくは全体に盛り込むと同時に、将来のテナント入れ替わりに備えて汎用性も持たせている「カテゴリーマルチ型」を採用。「青梅Ⅲ」は通販事業者の利用に最適化した設計となっている。野村不動産は開示していないが、大手通販事業者が1棟借りしているもよう。


青梅3棟の上空からの様子(工事中写真、以下いずれも野村不動産プレスリリースより引用)


「Landport青梅Ⅲ」の外観

「青梅Ⅲ」は、梁下有効高は7・0メートルを持たせ、全面防火シャッターを導入。自動化機器などのレイアウトを柔軟に行えるようにしている。また、倉庫棟に立体駐車場棟を併設、働きやすい環境を整備し、雇用確保に強みを持たせている。

液状化の可能性が低い強固な地盤のため、地域住民が災害時に利用できるかまどベンチを、遊歩スペース「ツナグロード」に設置、地域社会にも配慮している。

Landportシリーズの物流施設としては初めて、自家消費型太陽光発電設備を設置した。今年3月現在、同シリーズはこれまでに18棟で太陽光パネルを取り付けている。

 
 


ツナグロード


「青梅Ⅲ」のエントランス


「青梅Ⅲ」の梁下有効高7・0メートルの庫内


「青梅Ⅲ」の立体駐車場棟


アクセス

(藤原秀行)

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