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川崎汽船、国内初の「脱炭素」移行資金調達ローンを実施

川崎汽船、国内初の「脱炭素」移行資金調達ローンを実施

目標達成度合いに応じて金利上昇、取り組み促すインセンティブに

川崎汽船は9月27日、国内で初めて、事業体制を脱炭素へ移行(トランジション)するのに必要な資金を円滑に確保できる「トランジション・リンク・ローン」でみずほ銀行や日本政策投資銀行、三井住友信託銀行などから総額約1100億円を調達すると発表した。

川崎汽船は今年3月、同様に資金を調達する「トランジション・ローン」を実施した。トランジション・ローンは資金の使途を特定しているのに対し、今回のトランジション・リンク・ローンは使途を特定していない。同社は調達分を環境負荷が低い新たな船舶の購入などに充てるとみられる。

トランジション・リンク・ローンは温室効果ガス排出量削減など脱炭素の目標を設定し、達成度合いに応じて金利が変わるのが特徴。目標に届かなければ金利が高くなるため、企業が温室効果ガス削減に取り組むインセンティブとなる。

川崎汽船は温暖化ガス排出量、トンマイル当たりのCO2排出量、国際的な環境評価NPOの英CDPが策定する格付けでAマイナス以上維持の3つを目標に掲げている。

(藤原秀行)

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