自動運転など手掛けるトヨタ系のウーブン、自動車向けソフトウエア開発の米レノボモーターズを買収

自動運転など手掛けるトヨタ系のウーブン、自動車向けソフトウエア開発の米レノボモーターズを買収

車両設計改善ソフトなど技術力活用

トヨタ自動車は9月28日、子会社で自動運転などの先端技術開発を担うウーブン・プラネット・ホールディングスが、米シリコンバレーを拠点として自動車向けソフトウエア開発を手掛けるRenovo Motors(レノボモーターズ)を買収したと発表した。

ウーブンはレノボモーターズの技術やノウハウを生かし、いずれの自動車メーカーの車両でも作動することが可能なOS(オペレーション)システムの確立を目指す。買収額は開示していない。

レノボモーターズは2010年創業。自動車メーカーが開発した車両の利用状況や顧客の要望に関するデータを継続的に収集、車両設計改善に生かしていくソフトウエアを市販化した。

ウーブンは今年に入り、配車サービス大手の米リフトの自動運転部門や、自動運転車両のための高精度地図を中心とした次世代道路情報解析の米CARMERA(カーメラ)を買収。自動運転技術などの開発を加速している。

(藤原秀行)

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