日通、韓国で日系物流企業初のGDP認証取得

日通、韓国で日系物流企業初のGDP認証取得

ソウルの本社と仁川国際空港のCFS対象

日本通運は9月29日、韓国の現地法人「韓国日本通運」が8月23日を発効日として、韓国日通本社(ソウル)と仁川国際空港CFS(混載貨物専用倉庫)で医薬品の適正流通基準「GDP」(Good Distribution Practice)の医薬品短期保管サービス提供に関し、韓国の日系物流企業として初めて認証を取得したと発表した。

韓国は近年、重点新興産業と位置付けている医薬・医療分野が大きく成長。CMO(バイオ医薬品委託生産)施設数は世界第2位を記録するなど、グローバル市場でシェアの高い複数の企業群が存在し、今後高品質な物流ニーズが一段と高まることが見込まれている。

韓国日通が取得したGDP認証の範囲は、韓国日通本社と仁川国際空港CFSの航空貨物輸出入フォワーディング業務、韓国国内輸送サービス手配業務をカバー。保管はマイナス15度~マイナス25度(冷凍)、2~8度(冷蔵)、15~25度(定温) の3温度帯の温度管理機能を備えた施設を使う。


仁川国際空港のCFS(日通プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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