日本の航空グループから初、高品質実現目指す
ANA Cargoは9月28日、国際的な医薬品航空輸送に関するNPO「Pharma Aero」(ファーマエアロ)に加盟したと発表した。日本の航空グループからは初めて。
Pharma Aeroは2016年発足。製薬会社や空港運営会社、航空貨物事業者らが参加し、ベルギーのブリュッセル空港と米マイアミ空港が主導して信頼性の高い医薬品航空輸送の実現に取り組んでいる。
ANAグループは17年、日本の航空会社としては初めて、国際航空運送協会(IATA)が策定した医薬品輸送の国際品質認証「CEIVファーマ認証」を取得するなど、医薬品輸送の質向上に努めている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うワクチン輸送などの重要性が高まる中、Pharma Aeroに加わることで、品質をより高めていきたい考え。
Pharma Aeroのロゴマーク(ANA Cargoプレスリリースより引用)
(藤原秀行)