在庫・配送の最適化目指す、21年度中に正式契約見込む
国分グループ本社とビッグデータ解析を手掛けるスタートアップ企業のDATAFLUCT(データフラクト、東京都渋谷区道玄坂)は10月4日、資本・業務提携で基本合意したと発表した。
DATAFLUCTのAI技術を生かした需要予測システムを国分の物流センターに導入。受発注や在庫管理の高度化・精度向上を図り、在庫削減を目指す。併せて、青果を中心とした生鮮食品のサプライチェーンの高度化へ共同事業を検討することも打ち出している。
出資を含む提携契約の締結は2021年度中を予定している。具体的な出資額などの見通しは開示していない。
国分グループは国内外約1万の仕入先から約60万点の商品を仕入れ、296カ所の物流センターで国内全域をカバーする物流ネットワークを展開している。DATAFLUCTが在庫や配送の最適化・自動化を後押ししたい考え。
需要予測システムの概要(DATAFLUCT提供)
(藤原秀行)