EC利用増で取扱量急拡大から一転、不振際立つ
日本郵便が9月30日公表した8月の郵便物・荷物の引受物数によると、荷物のうち宅配の「ゆうパック」は前年同月比14・3%減の7692万個だった。前年の実績を5カ月連続で下回った。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い「巣ごもり需要」が盛り上がった影響で利用が急速に伸びた反動が続いている。
ゆうパックの中でも特に小型荷物に特化した「ゆうパケット」は24・5%減の3269万7000個と8カ月続いてマイナス。EC利用増加による取扱数の急拡大傾向から一転しての不振が際立っている。
郵便物はトータルで2・4%減の9億8172万1000個だった。
(藤原秀行)