TRUST SMITH、東京大・小野特任准教授と自律走行フォークリフトや搬送ロボットの研究開発を開始

TRUST SMITH、東京大・小野特任准教授と自律走行フォークリフトや搬送ロボットの研究開発を開始

学術指導契約を締結、人手不足解消や事故防止など貢献目指す

AI・ロボティクスの技術を活用したソリューションを手掛ける東京大発のベンチャー、TRUST SMITHは10月18日、東京大学生産技術研究所(専門:機械情報モビリティ工学)の小野晋太郎特任准教授と学術指導契約を締結、自律走行フォークリフト・搬送ロボット(AGV)の研究開発を開始したと発表した。

既に学術指導契約に基づき、自動運転に関する研究開発を推進している。小野氏のモビリティ分野に関する知見と同社の技術を組み合わせ、協力範囲を新領域に拡大。人手不足の解消と作業効率向上、フォークリフト事故防止に貢献したい考え。

小野氏は、国内で初めて土木・交通工学、機械・制御工学、情報・通信工学などの各分野が同時横断的に連携し、ITS(高度道路交通システム)の研究開発を行う大学研究組織「次世代モビリティ研究センター (ITSセンター)」で研究に当たっている。研究テーマは「CG・運転シミュレーション」「センシング・モデリング」「時空間画像解析」など。

2018年には「電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ 高度交通システム(ITS)研究専門委員」で幹事に就任。20年には「情報処理学会 高度交通システムとスマートコミュニティ(ITS)研究会」運営委員に参画するなど、学術領域からモビリティ分野の発展を支えている。


小野氏(TRUST SMITH提供)

(藤原秀行)※イメージ写真はTRUST SMITH提供

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