新聞や地産品、コロナで打撃の旅客補う新事業展開
JR西日本は11月1日、グループで物流事業を手掛けるJR西日本マルニックスと連携し、山陽新幹線と接続する一部在来線特急を使った荷物輸送事業を同日始めたと発表した。
今年5月には北陸新幹線でスタートしている。対象路線を広げ、新型コロナウイルスの感染症拡大で打撃を受けている旅客分野を補える新たな事業としていきたい考え。
主に法人の荷主を対象とし、各駅相互間で定期、不定期の両方の輸送を展開する。
第1弾として、11月1日から新大阪~博多間で新幹線さくらを使い、新聞を定期的に輸送するほか、地産品の活け松葉ガニを11月12日以降、米子~(特急やくも)~岡山~(新幹線みずほ)~新大阪~(特急スーパーはくと)~京都のルートで不定期の輸送を実施する計画。
(藤原秀行)