オンワード、米スタートアップの製品ライフサイクル管理「PLM」を導入

オンワード、米スタートアップの製品ライフサイクル管理「PLM」を導入

企画から生産・物流のコストや進捗を可視化、サービスデジタル化も促進

オンワードホールディングスの中核事業会社オンワード樫山は11月9日、商品企画・生産・物流を効率的に行えるサービス基盤強化のため、製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションの導入を決定したと発表した。

生活者のライフスタイル・ファッションニーズに大きな変化・多様化が見られる中、価値ある商品を提供していくためには“商品企画・生産情報”の見える化とサプライチェーンのデジタル化によるサービス基盤再構築が必要不可欠と判断。米シリコンバレーに本社を置くCentric Software(セントリックソフトウェア)の同ソリューション導入を決めた。

PLM導入ソリューションの活用で、企画・調達・生産から物流、販売へとつながる商品のライフサイクル全体を通した情報共有・データ連携を実施。コスト・生産進捗を可視化し、最適な商品を提供できるようになると見込む。

また、取引先の商社・協力工場などサプライチェーンを構成する各企業に協力を得てモノづくりプロセス全体のデジタル化を推し進め、生産リードタイムの短縮と調達コスト最適化による価格適正化を図るとともに、トレーサビリティの向上を目指す。

Centric Softwareの同ソリューションは、アパレルビジネスに特化した形で提供されている。企画・生産・物流・販売の各ステップで多くの企業が関わる複雑なアパレルビジネスの実態に対応可能なことや、大規模なカスタマイズを必要とせず導入できることも主な選定理由となった。

(ロジビズ・オンライン編集部)

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