セイノーHDとエアロネクスト、福井・敦賀市とドローン物流など活用へ包括連携協定締結

セイノーHDとエアロネクスト、福井・敦賀市とドローン物流など活用へ包括連携協定締結

実証実験展開、ビジネスモデル構築で連携

セイノーホールディングス(HD)とエアロネクストは11月11日、ドローンなど先進技術を活用し、地方の物流を持続可能なものにする新スマート物流「SkyHub(スカイハブ)」の実現へ包括連携協定を同10日付で締結したと発表した。

同市の愛発(あらち)地区でドローン配送をはじめとするオンデマンド配送サービスや買い物代行サービスの実証実験を行うほか、次世代高度技術を生かして新しい物流のビジネスモデル構築を目指す。

3者は地域の雇用創出や人材育成、産業基盤整備などの面でも連携を視野に入れている。

セイノーHDとエアロネクストは既に山梨県小菅村と北海道上士幌町で、ドローン配送やバスを使った「貨客混載」など、SkyHubの実用化に向けた取り組みを展開している。今後も過疎化、人口減少に直面している地方自治体で効率的かつ持続可能な物流網の構築をサポートしていきたい考えだ。


協定に調印した(左から)敦賀市愛発地区の前川豊区長会長、敦賀市・渕上隆信市長、セイノーHD・河合秀治執行役員、エアロネクスト・田路圭輔代表取締役CEO(最高経営責任者)


エアロネクストの物流用ドローン(いずれもエアロネクスト提供)

(藤原秀行)

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