【動画】商船三井がドローンによる就航船メンテの実証実験

【動画】商船三井がドローンによる就航船メンテの実証実験

 商船三井は12月20日、日本海事協会および日立システムズ、三井物産と共同で就航船の船級検査にドローン(小型無人機)を活用した実証実験を行ったと発表した。

 目視など人が中心の保守点検作業にドローンを用いることで、高所・危険区域における業務の安全性向上や効率化に貢献することが期待される。

 実証実験は和歌山県由良町のMES-KHI由良ドック(三井E&S造船60%、川崎重工業40%出資)で実施。商船三井が運航する石炭船のカーゴホールド(船倉)とバラストタンクにおけるさび・腐食の状況、亀裂の有無を検査する上でドローン空撮による有効性を検証した。

 これまでドック時には足場を敷設して船級協会の目視検査や船主・船舶管理会社による保守点検作業が行われてきた。商船三井では引き続きドローンの海運産業における活用可能性を追求していく方針。

(鳥羽俊一)


船級検査の実証実験の様子(商船三井ウェブサイトより)

DJI社製MATRICE210によるカーゴホールド内の飛行試験

FlyAbility社製ELIOSによるカーゴホールド内の飛行試験

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