貨物量も15%増、脱プラスチックで紙製品需要伸長など追い風
成田空港の運営会社、成田国際空港が12月23日公表した11月の同空港運用状況によると、国際線貨物便の発着回数は前年同期比10%増の4498回だった。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う旅客便の運休・減便で貨物スペースが減り、臨時便を多数運航する状況が続いているため、昨年4月から20カ月連続して過去最高を更新した。
コロナ禍前の19年11月と比較すると約2倍に達した。
国際線航空貨物量も15%増の22万6052トン。自動車用プラスチックや半導体製造装置の取り扱いが好調だった上、脱プラスチックの動きが強まり、プラスチック容器の代替品として紙製品の需要が伸びたことなどが追い風となった。
(藤原秀行)