三菱重工業工場跡地、23年7月末竣工見込む
ラサール不動産投資顧問と東急不動産、NIPPOは1月26日、名古屋市中村区で大規模なマルチテナント型物流施設「ロジポート名古屋」を共同で開発すると正式発表した。
三菱重工業の岩塚工場跡地で2月1日に着工し、竣工は2023年7月末を見込む。敷地面積は約15万7000平方メートルで物流施設は地上4階建て、延べ床面積は35万5109平方メートルを計画しており、東海エリアでは最大規模となる見通し。
名古屋駅から約4.8キロメートルで中心部に近接。名古屋高速5号万場線の烏森ICから約2.2キロメートルで、東海エリア一円の広域配送拠点に加えて、首都圏と関西圏の中継拠点としても活用できるとみている。
AI による車両管制システムやEV(電気自動車)の充電スタンドを配備。全館LED による省エネ対策、雨水再利用システムや太陽光発電設置による再生可能エネルギーの活用による環境負荷への配慮なども想定している。名古屋市のCASBEE(建築環境総合性能システム)で「S ランク」を取得する見込み。
地域に溶け込む優しいファサード(外観)や敷地周囲の歩道・ランニングロードの整備など、地域との共生に配慮した施設をイメージしている。
【施設概要】
施設名:ロジポート名古屋
所在地:愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1他(地番)
敷地面積:15万7042.27㎡ (約4万7505坪)
延べ床面積:35万5109.45㎡ (約10万7420坪)
構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、地上4階建、制震構造
用途:マルチテナント型物流施設
着工:2022年2月1日
竣工:2023年7月31日(予定)
設計監理監修:株式会社日立建設設計
設計施工:清水建設株式会社
施主:名古屋プロパティー特定目的会社
(藤原秀行)