居住地域と異なるエリアで保管、避難先などにゆうパックで配送
日本郵便と寺田倉庫は1月26日、防災向け宅配型トランクルーム「防災ゆうストレージ」を展開すると発表した。2月1日に利用の申し込みを受け付ける。
災害発生に備え、長期の避難生活で必要となる日用品や紛失したくない貴重な品物を専用ボックスで預かり、ユーザーの居住地域と異なる都道府県の硬質地盤な土地で寺田倉庫が構えている耐震基準を満たした倉庫で保管する。
有事の際はインターネット上で取り出し手続きを済ませれば、避難先などユーザーが希望する場所にゆうパックで届ける。
品物を収めるボックスはサイズが小と大の2種類。初期費用と月額保管料のほか、取り出したり再入庫したりする際は手数料が必要。荷物の補償上限1つのボックス当たり1万円。
併せて、東京大学大学院情報学環の片田敏孝特任教授と特定非営利活動法人レスキューストックヤードの栗田暢之代表理事が監修、作成した「保管品チェックリスト(例)」を提供。ユーザーが確認しながら自身や家族にとって最適なものを預けられるようサポートする。
(藤原秀行)