Mujin、大阪・門真のファンケル物流拠点でパレットからの荷降ろしとピース品のコンテナ投入を自動化

Mujin、大阪・門真のファンケル物流拠点でパレットからの荷降ろしとピース品のコンテナ投入を自動化

知能化技術を採用、搬送中の転倒防ぐため集品コンテナへ「寝かせ配置」も

Mujinは1月27日、ファンケルが大阪府門真市に開設した物流拠点「ファンケル関西物流センター」で、Mujinの技術を活用し、パレットからの荷降ろしとピース品のコンテナ投入の作業過程を自動化したと発表した。

ダイフクとも連携し、Mujinの知能化技術を採用したロボット2種類を計4台導入した。このうち、入荷工程はデパレタイザーを活用し、パレット上の段ボールやコンテナの荷降ろしを担っている。1台のロボットで段ボール用とコンテナ用のハンドを両方使えるようになっており、荷物を3Dビジョンで認識した上で、装着しているハンドで取り扱いができないと判断すれば自動的に別のハンドへ切り替える。

本来は2台のロボットを設置するところを1台で済ませることができるため、庫内スペースの有効活用や設備費の削減につながっている。

一方、集品工程はピースピッカーのロボットを設置。箱型やパウチした商品などのピース品をピッキングして集品コンテナへ投入する流れを自動化した。縦長の箱など搬送中に倒れる可能性が高い商品については、集品コンテナ内に横向きで寝かせて置く「寝かせ配置」の機能も持たせている。他にも納品された段ボールに詰まった商品をロボットで直接、集品コンテナへ納めることなどが可能となっている。


デパレタイザー


コンテナ用ハンド


段ボール用ハンド


ピースピッカー(いずれもMujin提供)

(藤原秀行)

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