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書き損じはがきの枚数水増しで交換分切手2.9億円分詐取、総務省が再発防止を行政指導

書き損じはがきの枚数水増しで交換分切手2.9億円分詐取、総務省が再発防止を行政指導

日本郵便が不祥事発表、顧客の貯金不正引き出しなども

日本郵便東京支社は1月28日、東京都内の郵便局2カ所で局員の不正行為が発覚したと発表した。

立川市の立川郵便局は50代の元総括課長が約2億9000万円分の切手をだまし取った。八王子市の京王堀之内駅前郵便局は30代の元社員が顧客の定額貯金の預入金など約3260万円を詐取していた。

総務省は1月28日、立川郵便局の事案を受け、日本郵便に再発防止策を確実に実施するよう行政指導した。2月25日までの報告を求めている。

立川郵便局の案件は、2016年4月から21年9月の間、印刷会社が切手と交換するために持ち込んだ書き損じのはがきの枚数を水増しして報告。交換用として出す切手の一部を詐取、金券ショップで換金し株式投資の資金に使うなどしていた。

書き損じのはがきを交換する場合、複数の担当者が確認することになっているが、立川郵便局は元課長1人に任せていた。元課長はこのほか、11~18年ごろ、交換手数料の名目で約6000万円分の切手を窃取したと話しているという。日本郵便は1月27日に元課長を懲戒解雇し、刑事告訴の準備を進めている。

京王堀之内駅前郵便局の案件は、元社員が20年12月、顧客から預かったキャッシュカードを使い、ATMから50万円を引き出したため、21年8月に懲戒解雇。その後、20年2月~21年3月までの間、顧客の通帳やカードを使い、複数回にわたってATMから約1900万円を引き出したほか、18年1月~20年2月の間、窓口業務に当たっていた際、定額貯金の預入金などを累計で約1310万円横領していたことが新たに判明した。

被害金は顧客へ全額返金した。1月27日に元社員を警視庁南大沢署に刑事告訴した。

(藤原秀行)

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