ASEANエリアのフォワーディングサービス多様化とネットワーク拡充図る
センコーグループホールディングス(GHD)は2月1日、シンガポールを地盤に国際航空・海上輸送を手掛けるAir Planners(S)Pte. Ltd.(エアプランナーズ)を買収したと発表した。
1月31日付で株式の70%を取得した。株式の具体的な取得額は開示していない。
エアプランナーズは2013年発足。ASEAN(東南アジア諸国連合)エリアをはじめ、香港や台湾、フィリピン、インドネシアなどに17拠点を展開(協力会社含む)しており、ASEAN・中国発の越境EC物流向け小口貨物輸送を得意とする。センコーGHDはEC市場の伸びが今後も見込まれるため、物流需要を着実に取り込めると期待している。
センコーグループは2017年にシンガポールのスカイリフト社、18年にタイのベストグローバル社をM&Aするなど、ASEANエリアのフォワーディングサービス拡充に努めている。エアプランナーズを傘下に収め、フォワーディングサービスの多様化・物流ネットワークの拡充につなげ、国際物流事業の拡大を目指す。
(藤原秀行)