製品間の比較検討可能に、利用促進目指す
医療用品メーカーのダイヤ工業は2月1日、日本知財標準事務所(JIPS)が提供している議論の場「JIPS-Advanced Standardbox」(JIPS-ASB)を利用した、アシストスーツの性能表示を標準化するためのASBドキュメントを作成するワーキンググループに参加したと発表した。
JIPSはこのほど、ASBドキュメントを公開した。
プロジェクトは、アシストスーツなどの装着型身体アシスト装置を購入する際、ユーザーが比較検討を行いやすくするための表示項目を明確にするのが狙い。各社がばらばらに性能を表示しているため、購入時に製品同士の性能を比べるのが難しく、ユーザーが装置導入に二の足を踏んでいる現状を改善、装置の利用促進を目指す。
ASBドキュメントはJIPS-ASBにおいて関係者が議論した結果を文書化したもので、将来の規格化へ向けた提言を含んでいる。ワーキンググループにはイノフィス、公益財団法人共用品推進機構、一般財団法人日本品質保証機構、東京理科大学なども参加している。
(ロジビズ・オンライン編集部)