フラップ部分覆うカバーを滑走路脇で発見、けが人など被害はなし
日本貨物航空は2月12日、成田空港に同11日夜到着した同社運航のボーイング747-8F型機の点検中、一部の部品が欠落していることを確認、同空港のA滑走路脇で見つかったと発表した。
部品は「フラップトラックフェアリング」と呼ばれる、両翼のフラップ(機体の揚力を高める装置)などを覆うプラスチック製カバーで、重量は約60キログラム、大きさは長さ4.4メートル、幅60センチメートル、高さ75センチメートル。今のところ、欠落によるけが人などの被害は確認されていない。
当該機は中国・上海から到着した。同社は保有している同型機で両翼の同じ部位を点検した結果、他に問題はなかったと説明。現在、欠落の原因を調査している。
同社は「本件に関し、地域住民の方々をはじめとして、関係する皆様に多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしたことを心よりおわび申し上げる」と謝罪した。
(藤原秀行)