8割減の1900平方メートルに、立地条件など考慮
関通は2月15日、埼玉県新座市で新設する物流拠点「(仮称)関東新物流センター」に関し、冷凍・冷蔵倉庫の面積を当初予定から縮小すると発表した。
同拠点の新設は昨年5月に公表済み。野村不動産が開発を進めてきた物流施設「Landport(ランドポート)新座」(地上4階建て、延べ床面積2万9047平方メートル)に入居。2月16日にサービスの提供を始める。
賃貸面積は倉庫部分が7836坪(約2万5900平方メートル)で、従来はこのうち冷凍・冷蔵倉庫を2329坪(約7700平方メートル)と設定していたが、580坪(約1900平方メートル)に変更。残る部分は常温倉庫として運用する。冷凍・冷蔵設備の費用も従来想定の6億4000万円から3億7000万円に減額となる。
関通は見直しの理由について「冷凍・冷蔵倉庫の立地条件および稼働後の庫内オペレーションの効率化について慎重に検討を行い、また冷凍・冷蔵倉庫を運営する協力会社との連携を推進することに加えて、引き続き当社による冷凍・冷蔵専用の倉庫建設を目指すことを踏まえ、本件物流センターに設置する予定の冷凍・冷蔵設備の内容について見直しを行った」と説明している。
「Landport新座」のイメージ(野村不動産ウェブサイトより引用)
(藤原秀行)