ロジランド、埼玉・春日部で開発中の2棟目物流施設で角川流通倉庫が1棟借りへ

ロジランド、埼玉・春日部で開発中の2棟目物流施設で角川流通倉庫が1棟借りへ

1.9万㎡、今年6月末竣工予定

ロジランドは3月7日、埼玉県春日部市で開発を進めている物流施設「LOGILAND春日部Ⅱ」に関し、首都圏を地盤とする物流企業の角川流通倉庫(東京都足立区入谷)が1棟借りすることが決まったと発表した。賃貸借予約契約を締結した。

地上4階建て、延べ床面積は1万9431平方メートル。今年6月末の竣工を見込む。

角川流通倉庫はロジランドの協力を得て、「LOGILAND春日部Ⅱ」に最新型のマテハン設備を取り入れ、省人化・自動化を図り、新たな需要を取り込む最新技術のモデル拠点として展開する計画。


竣工イメージ(以下、いずれもロジランド提供)

新施設は東武アーバンパークラインの藤の牛島駅から約1.4キロメートルに位置。国道16号線と4号線の交差するエリアで、東北自動車道の岩槻ICや常磐自動車道の柏ICに近接。宅配便主要ターミナルも近く、eコマース向け物流拠点としても需要が高い地域。周辺には住宅地も多く、従業員確保にも強みを持つ。

床荷重は1平方メートル当たり1.5トン、梁下天井有効高5.5メートル、柱スパン10メートル以上と標準的なスペックを確保。環境に配慮して全館LED照明を採用する。BCP対策では浸水リスクを低減するために電気設備の架台を引き上げた上、停電時に倉庫機能の一部をカバーするための非常用発電機を採用する。

ロジランドは同市内で3件目となる「LOGI LAND春日部Ⅲ」の開発も進めており、2023年夏ごろの竣工を予定している。

ロジランドは、コンセプトの一つとしてテナントに寄り添った使い勝手の良い物流施設を重視。最適地・適性賃料で関東・関西・中部・九州を中心に約5000~1万坪の中規模の開発を年間300億円程度手掛けていく方針。


新施設の位置

(藤原秀行)

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