トールエクスプレスジャパン、東京九州フェリー利用の定期輸送本数を拡充へ

トールエクスプレスジャパン、東京九州フェリー利用の定期輸送本数を拡充へ

関東~九州間の雑貨便、モーダルシフト促進

SHKラインは3月22日、グループの東京九州フェリーが2021年7月に神奈川・横須賀~福岡・新門司間で就航させた新航路を利用し、日本郵政グループのトールエクスプレスジャパンが関東から九州までの雑貨便輸送の本数を3月下旬から拡充すると発表した。

トールエクスプレスジャパンが陸送をフェリー輸送に移行。21年11月から横浜市の横浜支店~福岡県小郡市の中九州支店間で1日1便をシフトしていたが、リードタイムを想定通り順守できる上、船舶の揺れによる貨物へのダメージがないことを評価。3月下旬からは日発2台での運行にする。

フェリー輸送を無人車航送に切り替えることにより、ドライバーの拘束時間を短縮して負荷を軽減。CO2排出量も海上輸送はトラック輸送から約5分の1に抑えられると見込む。

SHKライングループは今後も、トラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」への対策を含め、モーダルシフト需要を確実に取り込んでいきたい考えだ。


フェリーに乗り込むトールエクスプレスジャパンのトラック


東京九州フェリー「はまゆう」(いずれもSHKライン提供)

(藤原秀行)

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