1都6県で運行、CO2実質ゼロに貢献
ユーグレナと商船三井は3月23日、低・脱炭素社会の実現に向けた環境保全の取り組みの一環として、商船三井ロジスティクスのグループ会社でトラック運送などを手掛けるハーモニートランスポート(HMT、千葉県成田市)が関東地方の1都6県で運行する輸出入航空・海上貨物の国内集荷・配送用トラックに、ユーグレナが製造・販売する次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を4月から導入すると発表した。
ユーグレナ・出雲充社長(左)と商船三井ロジスティクス・八嶋浩一社長(ユーグレナ提供)
サステオは使用済み食用油と微細藻類ユーグレナ(和名ミドリムシ)などを基に生産しており、車両自体の内燃機関を変更することなく使える次世代バイオディーゼル燃料。
サステオは燃料の燃焼段階でCO2を排出するが、使用済み食用油の原材料の植物やユーグレナは成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2の排出量と相殺し、実質的にプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されている。
(ロジビズ・オンライン編集部)