現場の気づき踏まえ、最適な在庫補充計画策定を可能に
NTTロジスコは3月25日、物流・発注補充業務の企画・構築・運営を包括的にサポートし、荷主企業のロジスティクス効率化を図る「ロジスティクスDXソリューション」の提供を開始したと発表した。
物流現場での気づきや倉庫・輸配送のキャパシティなどの制約をサプライチェーンのプランニングにフィードバックし、在庫の最適化に加え、物流業務を平準化・効率化し、サプライチェーン全体のパフォーマンス向上を図る。
特に、AIや高速処理が可能なクラウドサービスを活用し、現場の気づきに基づくロジックや物流条件を考慮して「在庫＋物流」を最適化する発注補充計画の策定をサポートする。
トラックの積載率や梱包の充填率など、物流現場での「ムダ・ムラ・ムリ」の気づきをデータに基づき定量的に分析・検証してロジックに展開。システムに反映し標準化することで、物流効率を考慮した発注補充計画の策定を可能にする。
仕入先や納品先との納期調整や前倒し納品など物流条件に関する交渉を代行し、車両やロボット、倉庫スペースなどの制約を考慮し物流波動を抑制して、業務の平準化を図る。物流リソースを最大限活用し、設備投資の抑制、環境負荷の低減、運べなくなるリスクの緩和にもつながると見込む。
現場の気づきや物流条件を考慮した発注補充計画を策定することで、サプライネットワーク全体での在庫を適正化し、EOQ（経済的発注量)を追求。在庫の適正化によるキャッシュフローの改善に加え、保管・輸配送・倉庫内作業コストも減らす。さらに、AIやシステムを活用し計画サイクルを短縮して納期遅延などの調達リスクや需給変化への対応力の向上、欠品防止による売り上げ拡大に貢献していくことを想定している。
「ロジスティクスDXソリューション」の概要（NTTロジスコプレスリリースより引用）
（藤原秀行）
