グループの国際温度管理輸送と連携、物流ニーズ獲得図る
NIPPON EXPRESSホールディングスは3月25日、グループ会社のNX中東( )が、2022年2月3日を発効日として、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイのジュベル・アリ地区に位置する経済特区(ジュベル・アリ・フリーゾーン)で一時保管を含むフォワーディング業務に関し、 医薬品の適正流通基準GDP(GOOD DISTRIBUTION PRACTICE)認証を日系物流企業で初めて取得したと発表した。
UAEはヘルスケア産業の誘致に注力しており、今後多くの医薬品メーカー、研究開発機関が進出することが見込まれる。最大都市のドバイは新型コロナウイルスワクチン輸送の中東・アフリカ地区におけるハブ拠点として機能し、WFP(国連世界食糧計画)など国連機関の医薬品援助物資の世界最大規模のハブ倉庫も立地している。
NX中東は医薬品の一時保管、フォワーディング業務(航空・海運)でGDP認証を取得し、NXグループの国際温度管理輸送サービスとGDP認証倉庫による一時保管・フォワーディング機能を組み合わせ、安全かつ高品質な医薬品物流サービスを提供。物流ニーズを着実に獲得していきたい考え。
ジュベル・アリ・フリーゾーン ロジスティクスセンター(NXHDプレスリリースより引用)
(藤原秀行)