ラピュタロボ、ゴールドマン・サックスなどから64億円調達を正式発表

ラピュタロボ、ゴールドマン・サックスなどから64億円調達を正式発表

“1カ月半お試し”のプログラムも開始、導入ハードル下げる狙い

ラピュタロボティクスは4月20日、ゴールドマン・サックスをリードインベスターとして64億1500万円の資金調達を実施したと正式発表した。累計調達額は約106億円に達した。

ラピュタロボは世界最先端の制御技術とAI技術を活用した次世代クラウドロボティクス・プラットフォーム「rapyuta.io」の開発や、「rapyuta.io」を活用したロボットソリューションの創出・導入・運用支援を担っている。また、物流施設でピッキング作業を支援する協働型AMR(自律移動ロボット)「PA-AMR」も提供している。

今回調達した資金はマーケティング活動の拡充やパートナー育成、研究開発加速に充てる予定。

ラピュタロボはまた、中小規模の倉庫でもPA-AMRを使いやすくするための新たなプログラムの提供を開始することも発表した。1カ月半の間、本導入と同じレベルでAMRを活用し、倉庫への適合性、業務の生産性向上の効果を確認した上で導入するかどうかを判断できる。

プログラムの費用は99万円+AMRの輸送費で構成。AMRが10台程度導入できる現場であることが条件となる。ラピュタロボは対象となる物流倉庫の目安として、
・ピッキングエリアが800平方メートル以上
・ピッキングスタッフが5人以上
・ピッキング作業時間が5時間以上
――を列挙している。


ラピュタのAMR


プログラムの概要(いずれもラピュタロボティクス提供)

(藤原秀行)

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