無人フォークリフトなど手掛ける中国のスタートアップVisionNav Robotics、104億円を調達

無人フォークリフトなど手掛ける中国のスタートアップVisionNav Robotics、104億円を調達

新製品・技術の開発などに充当へ

無人フォークリフト(AGF)の開発などを手掛ける中国・深圳のスタートアップVisionNav Robotics(ビジョンナビロボティクス)は4月19日、中国のインターネット関連サービス大手Meituan(美団)とベンチャーキャピタルの5Y Capital(五源資本)が主導し、8000万ドル(約104億円)超のC+ラウンド(経営安定期)の資金調達を実施したと発表した。

VisionNavは世界の無人産業用車両の分野で最多の資金調達ラウンドを実行、1回で最大の額を調達した企業となった。同社は調達した資金を新たな製品や技術の開発などに充てる計画。

VisionNavは2016年設立。AIやディープラーニングなどの技術を駆使し、工場や倉庫の構内物流に向けた自律車両と柔軟性のある無人ソリューションを提供することに注力している。これまでに9シリーズの無人産業用車両とロボット制御システムを開発してきた。

自動車部品やタイヤ、石油化学などの業界向けに1500台以上の自律型フォークリフトと無人トラクターを提供した実績を持つ。


無人フォークリフト(VisionNav Robotics提供)

(藤原秀行)

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