小型カメラと独自アルゴリズム駆使、宅配取次効率化可能
NEC傘下で情報システム開発などを手掛けるNECプラットフォームズ(東京)は8月26日、荷物の大きさを自動で把握、宅配の取次などの業務効率化を図る「荷物サイズ計測ユニット」を10月31日に発売すると発表した。
ユニットの荷台は幅60センチメートル、奥行き45センチメートルと店頭の限られた空間にも置けるよう配慮。荷物を載せれば小型カメラと独自に開発したアルゴリズムを駆使して幅と奥行き、高さを瞬時に割り出す。
同社は「荷物のサイズや荷姿画像などの情報をデータとして出力できるため、重量計やラベルプリンター、セルフ会計POSシステムと連動し、配送料金算出や物流伝票作成、複雑で時間のかかる宅配荷物取次のセルフシステムなどを構築することが可能」と利点を強調している。
オープン価格で、実勢は税別30万円程度とみられる。今後3年間で2000台の販売を目指す。
「荷物サイズ計測ユニット」(NECプラットフォームズプレスリリースより引用)
(藤原秀行)