商船三井系CVC、ESG領域特化したグローバルVCファンドへ出資決定

商船三井系CVC、ESG領域特化したグローバルVCファンドへ出資決定

スタートアップと協業強化、海運業への新たな価値創出目指す

商船三井グループでスタートアップ投資を手掛けるコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)のMOL PLUSは5月11日、米国やカナダを拠点にグローバルで投資活動を展開しているPangaea Ventures Impact Fund (パンゲア ベンチャーズ インパクト ファンド)に出資すると発表した。具体的な出資額は開示していない。


(MOL PLUS提供)

Pangaea Ventures Impact FundはESG領域に特化したファンド。脱炭素や気候変動問題、再生可能エネルギー普及促進などの革新的な技術を活用して社会課題解決を実現しようと取り組むスタートアップを対象に据えている。2000年の設立以後、これまでに4つのファンドを運営してきた実績を持ち、特に北米・欧州のテック系スタートアップとの連携に強みを持つ。

MOL PLUSはPangaea Ventures Impact Fundへの出資を通じてスタートアップとの協業を強化し、海運業と社会に新しい価値をプラスできる新規事業の創出を目指す。

Pangaea Ventures Impact Fund概要

ファンド名 Pangaea Ventures Impact Fund
所在地 米国・カナダ
運営者 Pangaea Ventures (註2)
設立 2000年
投資対象地域 グローバル(北米を中心に、グローバルに投資)
投資対象領域 革新的なテクノロジー(気候テック・脱炭素・再生可能エネルギー、フードテック、水、ヘルステック等)で、社会課題解決を実現するスタートアップ企業
投資ステージ アーリーステージ中心(シリーズA・B)
ホームページ https://www.pangaeaventures.com/

(藤原秀行)

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