提供開始1年で公表、月間の問い合わせ件数は5倍
三菱商事は5月18日、全国の倉庫の空きスペースと預けたい荷物を専用のウェブサイト経由でマッチングするシェアリング型の倉庫寄託サービス「Ware(ウェア)X」の提供開始から同日で満1年を迎えたのを受け、利用状況などを公表した。
月間の問い合わせ件数が今年3月はサービス開始当初から約5倍に伸びた。同社は「スポット利用に加えて、輸配送コスト削減や倉庫拠点の見直しなどでも活用いただいている」と説明。
また、21年10月から22年3月の半年間の引き合い状況を分析したところ、「99パレット以下」が全体の65.7%に達した。続いて「100~499パレット」が20.8%、「1000~9999パレット」が7.8%、「500~999パレット」が4.5%、「1万パレット以上」が1.2%だった。
同社の狙い通り、少量・短期の利用がメーンになっていることをうかがわせた。ただ、同社は「大ロット案件や半年以上の案件の引き合いもあり、倉庫の一時利用にも様々なニーズがあることが分かっている」との見方を示した。
(藤原秀行)