日本通運、超低温管理の医薬品産業向けロジスティクスサービスを開始

日本通運、超低温管理の医薬品産業向けロジスティクスサービスを開始

マイナス20~85度に対応、幅広い領域の温度管理が可能に

NIPPON EXPRESSホールディングスは5月31日、傘下の日本通運が5月30日に超低温度帯(マイナス20~85度)に対応する医薬品関連産業向けのロジスティクスサービスを開始したと発表した。


取り扱い対象品の例


利用イメージ(いずれもプレスリリースより引用)

NXグループは「グループ経営計画2023~非連続な成長”Dynamic Growth”~」のコア事業の成長戦略における重点施策として、医薬品産業を重点産業と位置付け、国内外で医薬品適正流通基準(GDP)に基づく品質管理の体制構築と基盤整備を推進している。

日本通運では既に医薬品物流の基盤サービスとして、2~8度(冷蔵)、15~25度(定温)の2温度帯で厳格な温度管理を提供している。さらに対応を強化し、超低温度帯も取り扱えるようにした。

医薬品の研究開発段階や製剤工程などで超低温を維持した保管・輸送が可能になり、医薬品関連の原料、中間体、原薬、完成品といった幅広い領域の温度管理に対応するロジスティクスサービスを提供できると見込む。

(藤原秀行)

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