航空貨物業務のデジタル化支援するジャパンヒュペリナー、VCから3000万円の資金調達

航空貨物業務のデジタル化支援するジャパンヒュペリナー、VCから3000万円の資金調達

関係者間の情報供給や迅速な手続き完了可能に、サービス品質向上と採用強化図る

航空貨物の手配業務などをデジタル化するシステム「エカデジ」の開発・運営を手掛けるスタートアップのジャパンヒュペリナー(大阪府堺市)は6月7日、ベンチャーキャピタルのEast Venturesを引き受け先とする第三者割当増資を通じ、約3000万円の資金調達を実施したと発表した。

資金はエカデジの品質向上やエンジニアらの採用強化に充てる。

ジャパンヒュペリナーは航空輸送に必要な書類のマニュアル作成、貨物トレースに関する問い合わせ対応、航空運賃の管理などレガシーなオペレーションが残存しているため、書類不備によるイレギュラー対応や残業ありきの恒久的な慣習による生産性の低下が課題になっていると指摘。

今般の航空貨物業界は新型コロナウイルス感染拡大の影響で業務のデジタル化が加速、さらに自動化が求められると予想し、資金調達で対応を拡充することにした。

エカデジは荷主企業とフォワーダー、航空会社が情報を共有、業務の進捗状況を可視化し、より迅速に諸手続きを完了できるようにするのが特徴。2022年7月の本格運用開始を予定している。

(藤原秀行)

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