佐川含む国内グループ事業会社10社と新事業の共創目指す
SGホールディングス(HD)は6月16日、物流業務の効率化やサービスレベル向上に寄与する技術を持つスタートアップを支援するアクセラレータープログラム「SG HOLDINGS HIKYAKU LABO 2022」を開催すると発表した。
日本最大級のオープンイノベーション支援サービス「AUBA(アウバ)」を運営するeiicon companyと連携。同社のウェブサイト内で同日、応募の受け付けを開始した。プログラムでスタートアップの提案を審査、支援対象を選定する。
期間は7月31日までだが、「早期応募締切」を7月8日に設定。この日までに応募した場合は優遇する予定。
これまではSGHDの中核事業会社、佐川急便がスタートアップをサポートするアクセラレータープログラムを展開してきた。今後は輸送・宅配のみにとらわれない様々な切り口でグループとして未来につながる価値を創出するため、SGHDとしてスタートアップ支援に乗り出すことにした。
今回は佐川急便を含む国内グループ事業会社10社が参加。各社の経営陣がコミットし、横断的にスピード感を持ってプログラムや事業化までの取り組みを、全社一丸となって推進する。
顧客ネットワーク、車両、物流拠点、海外ネットワークなどの豊富なリソースを実証フィールドとして、グループ横断で提供、事業化を推進する。佐川急便が開催した過去2回のアクセラレータープログラムでは計9社を支援対象として採択し、いずれもプログラム内でPoC(概念実証)まで実施した。
オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」内の募集ページ
https://eiicon.net/about/hikyaku-labo2022/
募集テーマは以下の通り。
①先進的な技術・ノウハウを掛け合わせ、社会・サプライチェーン全体に新しい価値を創出
②モノの再利用や再生可能素材・クリーンエネルギーを活用した循環型社会の実現
③地方創生を主軸に社会課題の解決に繋がる新規事業の開発
④社会インフラとしての高品質な物流機能の安定供給
■本プロジェクトのスケジュール
2022年6月16日(木) エントリー開始
2022年6月30日(木) プログラム説明会(オンラインにて実施)
2022年7月8日(金) 早期応募締切
2022年7月31日(日) 最終応募締切
2022年8月 書類選考・面談選考
2022年9月上旬〜2022年11月下旬 採択企業の決定/インキュベーション期間
2022年11月下旬 DEMODAY
(藤原秀行)