「サプライチェーンイノベーション大賞」、22年は食品物流未来推進会議と日食協物流問題研究会が共同受賞

「サプライチェーンイノベーション大賞」、22年は食品物流未来推進会議と日食協物流問題研究会が共同受賞

優秀賞は日本アクセス、PALTAC&薬王堂

経済産業省は7月8日、同省が事務局を務める製・配・販連携協議会が、サプライチェーン全体を最適化するための優れた取り組みを表彰する「サプライチェーン イノベーション大賞 2022」の受賞者を決定したと発表した。

共同提出を含めた7社からの応募のうち、大賞は食品物流未来推進会議、日食協物流問題研究会納品リードタイム延長問題WG(ワーキンググループ)が連名で受賞。優秀賞は日本アクセス、PALTACと薬王堂(連名)の計2件を選出した。

日本アクセスは2021年に続いての受賞。

大賞は食品メーカーと食品卸が連携し、トラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」を前に、加工食品の納品までのリードタイム延長に取り組んでいることを評価。

日本アクセスは東急ストアや物流パートナー企業と組み、納品の物流業務見直しを推進。一部商品の入荷前倒し、統一クレート導入による作業時間削減などで年間1億5200万円のコスト抑制を達成した。

PALTACと薬王堂は商品の売り切り促進による返品の数量と返品のための配送削減に挑み、5年間で10トントラック11台分に相当する返品をカットするなどの成果を挙げた。

(藤原秀行)

各賞の受賞内容などはコチラから(経産省ホームページ)

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