輸配送や倉庫など3温度帯の物流網活用、D2Cの円滑な立ち上げ支援
ヤマト運輸は7月14日、「モスバーガー」を展開しているモスフードサービスが7月19日に始める直販サイト「モス オンラインショップ ~Life with MOS~(ライフ ウィズ モス)」の流通スキーム構築を担当したと発表した。
冷蔵・冷凍を含む多様なモスバーガー商品を、ヤマト運輸が持つ3温度帯(常温、冷蔵、冷凍)の輸配送ネットワークや倉庫などを活用して配達する。
食品類のD2C(直販)はニーズが高まっている一方、従来の店舗納品などケース単位で輸送を行うコールドチェーンと異なり、個人の顧客ごとの細かい物流作業が求められるためハードルが高い。ヤマトは「クール宅急便」などで培った個人向けの定温物流のノウハウを生かし、モスフードサービスがD2Cを円滑に立ち上げられるよう支援する。
構築した流通スキーム
・仕分けターミナルと3温度帯の保冷機能が一体となった拠点で商品の保管から出荷業務を行うため、多彩な商品ラインナップの取り扱いが可能
・当日出荷作業分または売れ筋商品のみメーン倉庫から保冷倉庫に移動させ、在庫の点在を最少化
・デジタルアソートシステムなどを活用し、短時間で様々な種類の商品を組み合わせた出荷業務が可能
モス オンラインショップ ~Life with MOS~ キービジュアル
オンラインショップ限定フード「淡路島産がっせえ甘いたまねぎスープ」(左)
「ひと手間かけるモスライスバーガー〈焼肉〉(右上)専用宅配BOX(右下)
(藤原秀行)※写真はいずれもヤマト運輸提供