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ascend、運送事業者の管理業務と経営を一気通貫でDXするツール「ロジックス」を正式ローンチ

ascend、運送事業者の管理業務と経営を一気通貫でDXするツール「ロジックス」を正式ローンチ

データを自動的に一元集約、運賃価格交渉材料に活用可能

トラック運送事業者の業務デジタル化と経営革新を支援するスタートアップのascend(アセンド)は8月2日、運送領域の管理に特化した業務効率化支援ツール「LogiX(ロジックス)」を正式にローンチしたと発表した。

従来はβ版として提供、既に10社程度が活用している。正式版のサービス開始に際し、ツールの名称を「アセンド・ロジ」から「LogiX」へと変更した。


(ascend提供)

国内の物流網を支えるBtoBの運送業者(メーカーなどの企業の原料・中間財などを運ぶトラック事業者)の99%は中小企業・小規模事業者であり、業務のIT投資をする経営体力が乏しい事業者が多数を占めているのが実情。独自の基幹システムを自社開発し、ITによる業務効率化が進んでいる1%の大手運送業者と99%の運送事業者の間には、業務のIT活用度合いに大きな隔たりが生まれ、紙と電卓の時代から「業務の管理方法が数十年間変化していない」というような中小の運送事業者も多く存在しているのが課題だ。

運送事業者(トラック事業者)の運行管理業務は、荷主(メーカーなどの配送の依頼側)から案件を受注するという起点から、ドライバーとトラックを割り当てる「配車計画」を作成し、ドライバーや集荷先・配送先に周知連絡を行い、配送後はその実績を帳簿に記録し、発注先に請求書を作成・送付するという多くの過程で構成。実運送の現場では10種類以上の紙やエクセルの帳票が行き来し、担当者が多くの転記作業を繰り返すことによって成立している。

ascendはそうした現状を変革するため、ロジックスの提供を本格的に開始する。ロジックスは「シングルインプット・マルチアウトプット」の理念を基本に据え、配車計画の作成から段階に応じてステークホルダーごとに必要な書類を出力、請求書作成というビジネスの入りから終わりまでの工程を一気通貫でカバー。運送業者の現場からアナログな多重入力を削ぎ落とすことが特徴。

また、ロジックスを活用して業務を行うと、必要なデータが自然に一元集約されるため、データ分析のための追加作業などが不要で、収支改善につながる経営数値(運賃・積載率など)を、特別な工数を割かず容易に可視化できるのも強みとなっている。荷主や元受けの運送事業者との運賃交渉を進める上でのデータとしても活用することが可能。


(ascend提供)

ベータ版を導入している事業者からは「画面の文字が大きく、50代の定年前の社員でも使える」「1件当たり30分かけて作成していた請求書が5分で出せるようになった」「サポートが手厚く、安心して使うことができた」などの評価が出ているという。

ロジックスは、パソコンがあればクラウド上で容易に使用ができるSaaS形式で提供するため、月額10万円からの利用が可能。導入に際してのハードルを大きく引き下げている。

(藤原秀行)

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