全国5カ所のトレーニング拠点網で顧客サービスと製品開発を強化
三菱ふそうトラック・バスは2月6日、川崎工場内で販売・アフターサービス(整備)のトレーニングセンターを1月に開設したと発表した。
中核製造拠点に教育施設を置くことでトレーニングの体制・内容をより充実させ、カスタマーサービスと製品開発の強化につなげたい考え。これによりトレーニング拠点は5カ所に拡大した。
同社は「ふそうアカデミー」と称する販売・整備の社内教育機関を有し、これまで喜連川(栃木県)・大阪・下関(山口県)・仙台の4カ所でトレーニングセンターを運営してきた。新設された川崎工場では最新のITシステムを備えた教室や実技演習用の研修室などを導入したのが特徴だ。
全国の販売部門スタッフが受講できるトレーニング総数は現行の80から120に増加。加えてトレーニング拠点のネットワーク拡充を通じてスタッフに必須となっているトレーニング、技能開発コースの受講に必要な移動時間を短縮して仕事と生活のバランスも図る。また今年中にトレーニングコースは職務・部署にかかわらず全ての従業員が受講できる運びで、年内にオンラインの登録システムを立ち上げて受講を推進する方針。
(鳥羽俊一)