西日本鉄道、福岡空港近接エリアで1.15万㎡新物流拠点の営業を9月1日開始

西日本鉄道、福岡空港近接エリアで1.15万㎡新物流拠点の営業を9月1日開始

清水建設開発の施設を1棟借り、九州の農水産物や酒類の輸出拡大寄与目指す

西日本鉄道は8月30日、福岡市内で国際物流事業本部の新たな物流拠点「福岡ロジスティクスセンター」の営業を9月1日に開始すると発表した。

地上4階建て、延床面積1万1558平方メートル。倉庫スペースは1フロア当たり最大約2500平方メートルを確保できる。40フィートトレーラーに対応した高床バースも設置している。

清水建設が投資開発事業の一環として約30億円を投じ、福岡空港に近接する同社所有地で建設した物流施設「S.LOGi(エスロジ)福岡空港」を西鉄が1棟借りしている。

同拠点は福岡空港の貨物地区から1キロメートル圏内、福岡都市高速環状線の半道橋ICから500メートルと至近で、博多港からも7キロメートル圏内。立地の優位性を最大限生かし、九州発着の輸出入貨物の取り扱い拡大を目指す。同社の航空・海運の輸出入、倉庫業務を取り扱う各部門が入居し、全てのモードにおける物流ニーズに対応できる体制を実現している。

温度調整機能を備えた冷蔵倉庫を有し、生鮮食品・生花などの保管が可能。さらに、西鉄運輸㈱と協働し、保冷保管・保冷輸送をつなげたコールドチェーンを構築することで、西鉄グループにおけるシナジーを追求し、アジアをはじめ世界で需要のある九州の農水産物、酒類の輸出拡大に寄与することを目指す。

非常用電源を設置しBCPに対応するほか、共同配送や再利用可能な器材導入などESG視点の取り組みを推進する。

■「福岡ロジスティクスセンター」概要
【所在地】福岡市博多区東那珂二丁目1番51号
【営業開始日】2022年9月1日
*貨物取扱開始日については各担当者へ要確認
【敷地面積】5,575㎡
【延床面積】11,558㎡
倉庫9,501㎡
事務所1,430㎡
トラックバース627㎡
【建物構造】RCSS造(一部鉄骨造)地上4階建、各階天井高5.5m
床荷重1階2t/㎡、2~4階1.5t/㎡
【倉庫仕様】
4階 空調倉庫
3階 冷蔵倉庫、空調倉庫
2階 空調倉庫
1階 常温倉庫(保税倉庫)
【土地建物所有者】 清水建設㈱ 「S.LOGi (エスロジ)福岡空港」
※同社からの一括賃借

■入居部署

(参考) 国内ロジスティクスセンターについて

(いずれも西日本鉄道プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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