西日本新聞グループで紙媒体制作などを手掛ける西日本新聞プロダクツ（福岡市）、ソフトウエア開発などを展開しているシグマ・インターナショナル、ゼンリンデータコムの3社は11月21日、スマートフォンのナビゲーションで新聞など定期的な宅配物を新たに始めたばかりの人でもミスなく顧客に届けられるようサポートする「配達管理サービスDelivery Support System」の販売を同日開始したと発表した。
10月20日にトライアル受付開始を公表して以降、全国の新聞社や新聞販売店から多くの反響があり、一部販売店で既に導入が始まっている。正式な販売開始で、導入する販売店が抱える人手不足などの労務対策に活用してもらえると見込む。
新サービスは、Webの配達管理PCシステムとスマートフォンの配達支援アプリで構成。状況に合わせて配達支援アプリを追加で利用できる。
機能をフル活用できるよう、ジャイロセンサーや加速度センサー、磁気センサー（地磁気計、電子コンパス）を備えたスマホを使ってもらうのが前提。
配達管理サービスDelivery Support System [価格表]
※配達管理PCシステムのクラウドサービスへの登録初期費用として11,000円(税抜10,000円)が必要
さらに、導入から試用期間を経て本契約の開始になるまで、西日本新聞プロダクツによる説明や一部情報の整備、スマホ貸し出しなど負担なく安心してトライアルに参加できるよう配慮している。
当初、配達支援アプリはAndroid版のみで、配達データ連携の条件を満たす顧客管理システムを採用している販売店向けの提供からスタート。今後は、配達支援アプリのiOSへの対応に加え、全国の新聞販売店向け管理システムや、牛乳配達・ポスティング業務など各種配達・配送事業で利用される顧客管理システムなどにも対応していく計画。
（藤原秀行）※写真類は各社提供
