10月の「ゆうパケット」、1.4%増で4カ月連続プラス

10月の「ゆうパケット」、1.4%増で4カ月連続プラス

不振からの回復傾向に

日本郵便が11月29日発表した10月の郵便物・荷物の引受物数によると、荷物のうち宅配の「ゆうパック」は前年同月比0.4%増の7690万4000個だった。2カ月ぶりに前年実績を上回った。

新型コロナウイルスの感染拡大による“巣ごもり需要”でインターネット通販が急拡大した反動で落ち込みが続いていた。ここにきて回復傾向を見せていたが、その勢いはまだ強くない。

ゆうパックのうち、住宅のポストに入る小型荷物に特化し、ECの商品発送に多く使われている「ゆうパケット」は1.4%増の3304万1000個で、4カ月連続のプラス。

競合するサービス「ネコポス」を取り扱うヤマト運輸がフリーマーケット(フリマ)ユーザー向けの料金値下げに踏み切ったことなどから不振を究めていたが、ここに来て回復の兆しが見えている。

「ゆうメール」は7.4%減の2億6981万8000個。郵便物全体は7.4%減の12億3118万1000通だった。

(藤原秀行) 

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